街の風景が描かれている風景印。
今回は、鹿児島県いちき串木野市の郵便局で手に入れることのできる風景印を紹介しようと思う。
いちき串木野市では4種類の風景印が存在している。※2019年時点
▼風景印とは
風景印をご存知無い方は以下をご参照あれ。
①串木野郵便局
串木野郵便局の風景印は、串木野さのさ踊りのデザイン。踊り手の鳥追笠が特徴的だ。
▼さのさ踊り
さのさ踊りとは、夏祭りや地元の小学校の運動会などで踊られている串木野の伝統芸能のこと。
「串木野郷土史」によると、明治40年代に盛んに歌われたとのこと。五島から伝わり、串木野独自の「串木野さのさ」になったといわれている。
ハアー 百万の敵に卑怯はとらねども 串木野港の別れには 思わず知らず胸せまり 男涙をついほろり サノサ
・参考動画:串木野さのさ踊り
https://www.city.ichikikushikino.lg.jp/kankou1/genkideikou_rensyuu2016.html
■串木野郵便局
〒896−8799
鹿児島県いちき串木野市大原町156
②串木野浜町郵便局
串木野浜町郵便局の風景印は、マグロと漁船のデザイン。
郵便局のすぐ近くに串木野港や串木野漁協があるので、マグロと漁船はピッタリなデザインだ。
夕暮れになると、夕日と海が良い感じに風景としてあらわれる。港と船も合わさったこの風景はノスタルジックな気分にさせてくれる。
また、串木野はマグロ漁が有名で、それを生かしたメニューの「まぐろラーメン」なるものも存在する。
■串木野浜町郵便局
〒896−0043
鹿児島県いちき串木野市港町115
③生福郵便局
生福郵便局の風景印は、冠嶽園のデザイン。
冠嶽園とは冠嶽神社に隣接する中華風庭園で、秦の始皇帝の命を受け日本に来た「徐福」を顕彰し、徐福の故郷中国との友好交流の願いを込めて作られたもの。
ここ冠嶽園は僕もお気に入りのスポット。入場無料なので気軽に立ち寄れる。
■生福郵便局
〒896−0078
鹿児島県いちき串木野市生福8542−1
④市来郵便局
市来郵便局の風景印は、観音ヶ池公演の桜と七夕踊の張子の牛のデザイン。牛が可愛い顔をしているのが特徴的だ。
▼七夕踊とは
国指定重要民俗文化財に指定されている伝統芸能で、約400年前の島津義弘の朝鮮の役での活躍を称えて市来の人たちが太鼓踊などを披露したのが始まりだと伝えられている。
・ダイナミックな民俗芸能・市来の七夕踊(鹿児島県のサイト)
https://www.pref.kagoshima.jp/ak01/takarabako/ichikinotanabataodori.html
▼観音ヶ池公園の桜
桜の時期は多くの花見客が訪れる公園。ここで食べることができるさくら饅頭は絶品。
■市来郵便局
〒899−2101
鹿児島県いちき串木野市湊町3−115
さいごに
街の風景印に注目すると、その街の特徴が見えてくる。
いちき串木野市の風景印は、さのさ踊りや七夕踊、マグロ、冠嶽園や観音ヶ池公園など、街の伝統芸能・特産物・観光名所を押さえたデザインになっている。
市外や県外に出ている友人や子供、親戚などに風景印が押された手紙を出すと喜ばれると思う。
他にもいちき串木野市には、羽島の薩摩藩英国留学生、串木野金山、串木野麓、浜競馬、ガウンガウン祭り、市来湊祇園祭などの特色のある街の文化があるので、それらを描いている風景印があったら良いなと思った。
個人的には、ドリームキャノピーのデザインが一番欲しい。
以上。
コメントを残す