【福岡】紫陽花に導かれて:筥崎宮の夏散歩

はじめに

2020年6月21日。

夏の風物詩ともいえる紫陽花を見に行こうと、福岡市東区にある筥崎宮を訪れることにした。

筥崎宮

筥崎宮は筑前國一之宮として知られている。

その創建には諸説あるが、平安時代中期の延喜21年(921年)、醍醐天皇が「敵国降伏」の宸筆を下賜され、この地に壮麗な御社殿が建立されたという。延長元年(923年)には筑前大分宮(穂波宮)から遷座した。

扁額の敵国降伏が圧倒的存在感を放っている。

鎌倉時代の中期、元寇の際に亀山上皇が敵国降伏を祈願し、神門に「敵国降伏」の扁額が掲げられた。

以来、筥崎宮は海上交通や海外防護の神として信仰されている。
参道は海の方まで続き、その風景がまた一興だ。

御朱印

筥崎宮の御朱印には、あの「敵国降伏」の扁額が描かれている。

筥崎宮あじさいまつり

6月の紫陽花の時期には、筥崎宮あじさい苑で「あじさいまつり」が開催される。

この祭りを目当てに訪れた私も、色とりどりの紫陽花に心を奪われた。

苑の最後には紫陽花ソフトも楽しみ、意外な美味しさに驚いた。

紫陽花以外にも、ゆりの花も見事だった。

筥崎宮おはじき

筥崎宮おはじきも購入。

博多には古くから粘土で型を取って素焼きにしたおはじきがあり、以前販売中止となった放生会おはじきが新たに筥崎宮おはじきとして制作されている。

博多人形師「白彫会」の意匠が込められた20種類があり、特に2021年3月に発売された九州新幹線開業10周年記念のおはじきも注目だ。

さいごに

実は筥崎宮には何度も訪れているが、紫陽花の時期に来たのは初めてだった。来年以降もこの季節には必ず訪れたい。

まだ訪れたことのない放生会も、落ち着いたらぜひ行きたいと思っている。

筥崎宮はTwitterで公式アカウント(@hakozakigu_offi)が活発に情報発信をされているのでありがたい。皆さん要チェック!

では。

参考:福岡の神社の記事

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「埋もれた歴史を発掘・発信」をテーマに薩摩の地でイベント企画や商品開発、情報発信をしていました。( 山城の観光記念符「城郭符」や、歴史和菓子「雪窓院」を企画など)