入来温泉まち歩きを開催!おじゃったもんせ♨️

こんにちは。入来温泉で湯治中のスーグル(@vsoogle)です。

入来温泉の周辺を歩きながら歴史を学ぶツアーを2018/9/16(日)に開催する。

温泉開発に尽力したプリンセス、少年時代の大久保利通、遊郭の遊女と若い巡査との悲しいエピソードなどなどをお話する予定。

今回は9/16(日)に予定しているまち歩きイベントについて、宣伝もかねて内容を紹介する。

イベント内容

「入来温泉♨️そえだまち歩きツアー」

・日程:9/16(日)15時集合(15時~1時間程度)※雨天中止
・場所:湯之山館(薩摩川内市入来町副田6179)
・費用:500円(湯之山館入浴券付き)
・ガイド:薩摩川内市地域おこし協力隊 奥村
・お申込先:副田地区コミュニティセンター(0996-44-2345

【参考】Facebookイベントページ

入来温泉♨️そえだまち歩きツアー

イベント開催に至った訳

入来には鎌倉時代からの歴史を残す入来麓武家屋敷群がある。入来温泉も約700年の歴史があると言われている。

江戸時代には、島津家から入来院家に嫁いできた梅峯院という女性が入来温泉の開発に尽力した。

また、幕末には少年時代の大久保利通が入来温泉に来ていた記録もある。

入来温泉が本格的に栄えるのは明治時代になってから。旅館や料理屋、国道や宮之城線の鉄道が開通するなど人が集まり賑やかな場所であった。

平成に入り、入来温泉周辺では土地開発が進み、かつて栄えた温泉場の町並みが失われている。

昔の写真を見せてもらうと、レトロな感じだった。ちなみに上等湯(昭和35年閉鎖)という温泉の写真。

町並みが失われていくのはその時代の生活があるのでしょうがないこと。

しかし、町並みが失われても歴史は失われない。

その歴史を少しでも知ってもらいたい、残していきたいという思いでこのまち歩きを企画。

地域の方々に相談し、面白いと言ってもらえたことで第一回目を9月に実施することとなった。

「入来温泉史」という本を地元の人に借りて勉強した。実際に周辺も歩いてもみた。

入来温泉の入り口に「ようこそ入来温泉へ」のレトロな看板が。。

普段通らないような場所を通るとノスタルジックな気分にさせてくれる。

イベントでは、まずは発案者の私がガイドを務める。

入来温泉では年4回夕遊市というものを開催しているが、それに合わせてまち歩きも開催できたらなと。

今後、地域の方々にガイドをしてもらえるようになると真の意味で地域の歴史が後世に伝わっていくと思う。

予定しているルート

地域の方々に話をききつつ、本でしらべつつ、歩いてみつつで、ルートを考えた。

①湯之山館

2015年にできた入浴施設。

かつての柴垣湯とアゼロ湯の施設を統合し、2つの湯に入ることができる。

②種田通りと種田湯

種田開拓団が開拓した土地と温泉。明治にできた種田湯は初めての有料温泉であった。

種田通り周辺には遊郭があったらしい。写真の場所には女郎屋の元締めがいたとのこと。

③中組の田の神さぁ

年代が判明している田の神のなかでは三番目に古いもの。

ちなみに一番古いのは霧島市横川町にある田の神。二番目に古いのはさつま町紫尾にある田の神。

④若松町

若松嘉兵衛が開拓した場所。開墾に貢献した若松嘉兵衛の名前から通りの名前となった。

⑤熊野神社

湯之山館の横にある神社で湯権現ともいう。梅峯院が勧請したと言われている。

境内には入来温泉改造記念碑がある。これは明治20年の碑文で、入来温泉の効能や名湯ぶりが喧伝されていたかが記載されている。

⑥湯之山館

スタート地点である湯之山がゴール。

入浴券付きのイベントなので温泉に入ってさっぱりして帰っていただきたい。

道中紹介するエピソード

・梅峯院について

・大久保利通について

・旧宮之城線について

・地蔵原の地蔵

・湯之山稲荷神社

・旅館や料理屋について

・入来温泉と串木野の関わり

まとめ

地域の人に聞いて見ても、入来温泉の歴史について知っている人は多くない。

まち歩きイベントで少しでも自分達の土地の歴史について興味を持ってもらい、その歴史を家族や友達などにも話しして欲しい。

また地元じゃない人たちも、興味を持って頂いて、入来に遊びに来て欲しい。

入来に限らず、鹿児島では埋もれた歴史(目立ってないけど実はエピソードがあるみたいなの)が他にもあると思うので、興味ある方はまち歩きなどのイベントを一緒にしたいです。

ちなみに・・当日は大久保利通を探しに、いちき串木野市の西郷どんこと「たけどん(@takedon94)」が来てくれます。一緒にまち歩きしましょう。笑

たけどんに下見に来てもらって写真撮っていたら、温泉に来ていた地域のお客さん達にチラチラ見られたり、「西郷さんがいる!」と言われちょっとした騒ぎに。笑

 

では!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「埋もれた歴史を発掘・発信」をテーマに薩摩の地でイベント企画や商品開発、情報発信をしていました。( 山城の観光記念符「城郭符」や、歴史和菓子「雪窓院」を企画など)