鈍行列車で見る復興の光~春の東北、JR石巻線を訪ねて~

2015年4月4日(土) – 鈍行で仙台へ

春の息吹が感じられる4月初旬、私は仙台への旅を決意した。東京駅の7番線から13時19分発のグリーン車に乗り込むと、静かな期待とともに旅が始まった。

車内の心地よいシートに身を預け、窓外に広がる風景に目をやる。都会の喧騒を離れ、緑豊かな風景が次第に広がり、春の訪れが感じられる。

16時18分、黒磯に到着。

ここでの乗り換えはスムーズで、16時34分発の電車に乗り込む。車窓から見える景色は、季節の移ろいを映し出し、春の息吹が感じられた。

17時36分に郡山に到着。次の福島行きの電車までの時間、駅のベンチで一息つく。

18時18分発の電車に乗り込み、福島へ向かう。約1時間の移動も、旅の一部として楽しむ。

19時4分に福島に到着し、19時33分発の仙台行きに乗り換える。これが今日の最終目的地だ。

20時54分、仙台に到着。長い移動の疲れも、これからの楽しみで帳消しになる。

夜ご飯は「ともやん」という居酒屋で、桂泉という宮城の日本酒と焼き鳥を楽しむことにした。

日本酒の芳醇な香りとともに、焼き鳥の旨味が広がり、至福の時間を過ごす。

夜は仙台ビジネスホテルに宿泊。

清潔で快適な部屋で、翌日の計画を立てながら早めに休むことにした。

2015年4月5日(日) – 石巻線を巡る

朝の仙台は、澄んだ空気と冷んやりとした感触が肌に心地よい。

ホテルでの朝食を済ませ、9時40分発の電車に乗り込む。小牛田駅に向かう途中、車窓から見える風景に心が和む。

10時25分に小牛田駅に到着し、キオスクでおにぎりとパンを購入する。

11時33分、小牛田駅から女川駅へ向かうキハ48 1545に乗る。震災後の復興を感じさせる風景が広がり、心に深く刻まれる。

12時51分に女川駅に到着し、短い時間ながらも町の息吹を感じることができた。

13時18分、女川駅から石巻駅へ向かう。

13時47分に石巻駅に到着すると、駅には東日本大震災時の浸水位置を示す看板が立っていた。ここまで水が来ていたのかと思うと、胸が締め付けられるような恐怖を感じた。

次なる目的地は矢本駅だ。14時16分発の電車で矢本駅に向かい、14時29分に到着。

ここから松島海岸駅へはJR代行バスに乗車する。

14時35分にバスに乗り、窓の外を眺めて過ごした。

15時17分に松島海岸駅に到着した。

松島海岸の美しい景色に心を奪われながら、次の電車を待つ。

15時32分発の電車で仙台駅へ戻り、16時9分に到着。ここから仙台空港駅へ向かう電車に乗り、16時23分発の電車で16時47分に到着する。

仙台空港でのひと時を過ごした後、17時23分の電車で仙台駅へ戻り、17時48分に到着。

夜ご飯は「伊達の牛タン」で、名物の牛タン定食を堪能する。ボリュームたっぷりで、満足感に包まれる。

19時30分発の新幹線に乗り、21時4分に東京駅に到着。

2日間の旅を終えても、心に残る風景が消えることはない。

まだまだ完全な復興とは言えないかもしれないが、春の訪れとともに感じた希望の光は、確かにそこにあった。

また訪れ、再びこの地の変わりゆく姿を見届けたいと強く思った。

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「埋もれた歴史を発掘・発信」をテーマに薩摩の地でイベント企画や商品開発、情報発信をしていました。( 山城の観光記念符「城郭符」や、歴史和菓子「雪窓院」を企画など)