2021.長崎タウン旅行記②

はじめに

今日は長崎旅行の二日目。

一日目である昨日は、諏訪神社、長崎歴史文化博物館、吉宗本店、眼鏡橋、興福寺、松翁軒セヴィリヤなどを訪れた。

今回は二日目の大浦天主堂とグラバー園を訪れた時の記録だ。

▼前回の記事:2021.長崎タウン旅行記①

大浦天主堂

大浦天主堂に来た。

ここは長崎居留地の在留外国人の為に建設された。

また、建設直前に殉教した日本二十六聖人に捧げられた教会でもあった。

大浦天主堂の正式名称は日本二十六聖殉教者聖堂

1865年、浦上の潜伏キリシタンがプティジャン神父に信仰を告白した信徒発見の舞台としても有名な教会。

中央の主祭壇奥に掲げられたステンドグラス、十字架のキリスト像は圧巻。

堂内は写真撮影禁止であるので目に焼き付けた。

脇祭壇にも像がある。

信徒発見のサンタマリア像、聖マリア像、最後の晩餐レリーフ、イエスズ聖心像、聖ヨゼフ像、聖ベルナルド像、聖フランシスコ・ザビエル像。

日本之聖母像

日本之聖母像は、信徒発見の祝いとして、フランスからこの聖母像が贈られた。1865年に安置されたとのこと。

天主堂の入り口で迎えてくれる🤱

美しい…

キリシタン博物館

大浦天主堂の横にある、旧羅典神学校と旧長崎大司教館がキリシタン博物館として開設されていた。

ここでは潜伏キリシタンの歴史や信徒発見、日本キリシタン史などを学ぶことができた。

テーマは「ワレラノムネ アナタノムネトオナジ」(「大浦天主堂物語」より)

興味深かったのは、潜伏キリシタンと隠れキリシタンの違い。

禁教解除後にカトリックに戻った人々を潜伏キリシタン、禁教解除後もカトリックに戻らずに今まで通りの信仰形態を守った人々を隠れキリシタンと区別している。

今まで続けてきた信仰を変えるのは簡単なことではない。

グラバー園

大浦天主堂の次はグラバー園を訪れた。

旧三菱第2ドックハウス

ドックハウスとは船を修理している間、乗組員たちが宿泊した施設。

明治29年、ここから対岸に見える三菱重工長崎造船所の第二ドックのすぐそばに建てられたものだったが、現在は移築されて公開されている。

鯉のエサがガチャガチャで販売されていた。

旧ウォーカー住宅

イギリス人実業家、ロバート・ニール・ウォーカーの次男が暮らした邸宅。

明治中期ごろ、大浦天主堂のすぐ隣に建てられた邸宅を移築したもの。

木造平家建ての建物にはイギリス式の暖炉と煙突に日本瓦と和風の庇が設けられているそう。

旧リンガー住宅

慶応3年ごろに建てられたバンガロー風の建物で、国指定重要文化財になっている。

リンガーが開業したナガサキホテルの模型や、当時ホテルで使用されていたカラトリーが展示されていた。

旧オルト住宅

慶応元年ごろに建てられた石造りの洋館で、国指定重要文化財だ。

施工は大浦天主堂や旧グラバー住宅を手掛けた小山秀。

この住宅はオルトが大阪へ移住した後にリンガーが暮らした時期があるそう。

住宅内にはリンガー一族の遺品が展示されていた。

旧自由亭

明治11年に諏訪神社下に建てられた西洋料理店。

当時はこの店に内外の貴賓や、地元高官など社交の場に使われていたそう。

今は移築され、お洒落な喫茶室となっている。

私はレモンクリームソーダをいただいた🍋

旧グラバー住宅

文久3年に建てられた現存する日本最古の木造洋風建築。国指定重要文化財にもなっている。

グラバーは安政の開港と同時に来日しグラバー商会を設立。貿易業をする傍ら、日本の近代化にも尽力した。

現在は改修工事中で外からの見学のみ可能。

改修工事前の旧グラバー住宅はこんな感じ。

これは2018年に長崎に来た時の写真だ。サンルームの中には花が見える。

その他

グラバー園には他にも旧長崎高商表門衛所、旧長崎地方裁判所長官舎、旧スチイル記念学校などの洋風建築物を見学することができる。

グラバー園は日本の近代化に貢献した偉人について知ることができた。

旧グラバー住宅は明治日本の産業革命遺産の一つでもあるので日本の近代化を知る良い場所だ。

長崎県美術館

長崎県美術館は「呼吸する美術館」をコンセプトに2005年4月に開館したそう。

今回は展示を観る余裕がなかったが、カフェとミュージアムショップ、屋上庭園に立ち寄った。

オシャレな美術館だ。

食べ物

トルコライス

長崎ご当地グルメのトルコライスを食べた😋

長崎カステラコーヒーやん!クリームフラペチーノ

長崎のスターバックスで、長崎カステラコーヒーやん!クリームフラペチーノを注文。

スタバでフラペチーノを飲むことが今回の旅の目的でもあった。

お土産

レインボーワッフル🌈

ボンパティのレインボーワッフル。

もちもちした食感で美味しい。

松翁軒のカステラ

松翁軒セヴィリヤでも食べたカステラ。美味しかったのでお土産でも購入。

nagasaki nimoca

長崎の交通系ICカード、nagasaki nimocaをゲットした!

僕はローカルのICカードも集めている。

さいごに

長崎駅を18:18に出発。帰りは白いかもめに乗って博多駅に向かう。

博多駅には20:14に到着。充実した旅であった。

長崎では、神社・唐寺・教会など様々な文化や、グラバー園で日本近代化の歴史に触れることができた。

一番興味を持ったのは、長崎の潜伏キリシタンの歴史。

禁教令が出てから約250年間、密かに信仰が続いていたなんて信徒発見の当事者であるプティジャン神父は想像もしてなかっただろう。

今後は長崎の潜伏キリシタンの歴史を勉強しつつ、関連する教会も巡りたい。

では!

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ABOUTこの記事をかいた人

「埋もれた歴史を発掘・発信」をテーマに薩摩の地でイベント企画や商品開発、情報発信をしていました。( 山城の観光記念符「城郭符」や、歴史和菓子「雪窓院」を企画など)