はじめに
福岡県北九州市にある門司港。
そこは大正浪漫の雰囲気が残る場所。
ノスタルジーを感じながら散歩ができる。
門司港駅
JR鹿児島線の門司港駅で下車。
木造風のホームでなぜか懐かしい気分になる。
外に出ると広場になっている。
門司港駅の駅舎は何度見ても飽きない。緑と白の組み合わせも良い。
駅としては日本で初めての国指定重要文化財とのこと。
駅舎は創業時の大正時代の姿を復元したもので大正浪漫を感じることができる。
駅スタンプもお洒落で良い感じ。
スタバも併設されている。
門司港駅はお洒落だらけだ。
バナナの叩き売り発祥の地
門司港はバナナの叩き売り発祥の地だそう。
門司港レトロの方では保存会の人たちが今もバナナの叩き売りを実演していた🍌
旧門司三井倶楽部
駅からすぐの旧門司三井倶楽部へ。
ここではアインシュタインメモリアルルームと林芙美子記念館が併設されている。
林芙美子とアインシュタインの二人に共通する人物として、改造社や山本実彦の名前も出てくる。
林芙美子「放浪記」を読んでまた訪れようと思った。
外には薔薇が咲いていた。
ここでは、#林芙美子に捧ぐ恋の薔薇という企画もあったみたいだ。面白い。
門司港レトロ
旧門司三井倶楽部の後は門司港レトロへ。
旧門司税関や大連友好記念館、ブルーウィングもじ(はね橋)等の建物が並んでいる水辺の観光スポットだ。
門司港レトロ展望台にも行ってみた。地上31階から見える景色も美しい。
平家滅亡の舞台・壇ノ浦や、宮本武蔵と佐々木小十郎の対決の舞台・巌流島も見えるので歴史好きにとっても楽しめる場所だ。
ちょうどはね橋が上がり、船が通るところに出会った。
橋を渡りたい人は待ち時間ができるが、はね橋自体が珍しいので待つ時間も退屈しない。
はね橋の方から見る門司港レトロも良い感じだ。
道中、見かけた郵便ポストもレトロ。
関門海峡ミュージアム・クルーズカフェCanal
門司港レトロからはね橋を通り、関門海峡ミュージアムへ。
今回は館内にあるクルーズカフェCanalがお目当てだ。
ここは、大正・昭和の豪華客船デッキをイメージしたラウンジスペースとのことで、海を見ながらお茶ができる場所。
僕はご当地サイダーのMOJIKO CIDERを注文。
美味しいだけでなく、ラベルも良かったのでノートに貼って思い出の一部に。
関門海峡ミュージアムの展示は次回の楽しみにとっておく。
ちなみに、関門海峡ミュージアムオリジナルのキャプテン リカちゃんがいた。
門司港名物
門司港名物は焼きカレー!
しかし、焼きカレーは何回か食べたことあったので、焼きハヤシを食べた。
これも美味しい。
九州鉄道記念館
門司港駅近くには九州鉄道記念館がある。
ここでは実際に走っていた車両を展示しているそう。
時間がなくて行けなかったので、次の機会に行く。
さいごに
以上が門司港を散歩した時の思い出だ。
ふと思ったのだが、単にレトロな雰囲気が残っててお洒落だなと思って散歩するのも楽しいが、門司港の歴史を勉強してから散歩するのも良さそうだ。
門司港レトロのサイトには、門司港は明治から昭和初期にかけ栄華を誇った街と記載がある。
石炭を扱う貿易港としての地位を確立し、その後日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦とともに栄え、大陸も近い為、満州などへの貿易船や客船で大変賑わったそうだ。
また、港の発展とともに料亭や花街も賑わっていたとのこと。数多くの料亭や旅館があり、芸伎衆も200人いたそう。
しかし、終戦後は大陸貿易や石炭輸出が減り、港として次第に衰退していく。その後、1995年に『門司港レトロ』として新たな観光地として生まれ変わった・・。
門司港は行政と民間の協力のもとで門司港レトロに生まれ変わったとあるので、昔の建物が取り壊されることなく観光地として残り、僕たちがレトロな雰囲気を楽しめているのはありがたいことだ。
そんなことを考えながら、門司港散歩のことを振り返ってみた。
では。
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